職種と
社員を知る


社員インタビュー 04
ITはあくまで手段にすぎない。
ITを使って何が実現できるのか。
それを追求するエンジニアでありたい。
H.W
第二システム開発本部 第一開発部 第一開発担当
文学部 人文社会学科卒
2018年入社
Career Step
年目〜
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- アプリバンキングの故障対応業務を担当
- 地方銀行共同利用のスマホ用アプリ(残高照会、振り込み等)の故障対応チームに配属。故障内容を把握し、オフショア先(中国)への改修依頼、改修内容の確認・合意、改修内容の受け入れ試験まで一連の流れを担当した。ビジネス習慣や文化が異なる中国人スタッフとの折衝に戸惑いを覚えると同時に、コミュニケーションの大切さを強く実感した。
年目〜
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- アプリバンキング案件で開発チームに異動
- 開発担当として、要件定義から設計レビュー、単体・結合試験レビュー、受け入れ試験、銀行受け入れ試験対応と、開発の上流から下流までを経験。企画提案型の機能追加開発や、銀行からのオーダーを受注する銀行個別対応など、多彩なアプリケーション開発に取り組んだ。機能追加開発では、試験工程の管理にも携わる。技術者としてのスキルを貪欲に吸収した。
年目〜
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- 東京都新事業発掘プロジェクトに参加
- 通常業務とは別に、東京都産業労働局が開催している、民間企業で培われたノウハウやアイデアを起業や新規事業創出に結びつけるプロジェクトに参加。「母から子に引き継ぐ料理レシピ」をテーマにしたコミュニケーションアプリを開発した。ミッションの選定からアイデア創出、ビジネスモデルの策定、PoC(※)まで実施。ビジネス的視点を持つ重要性を学んだ。
※PoC:Proof of Concept(概念実証)。新たなアイデアやコンセプトの実現可能性やそれによって得られる効果などについて検証すること。
年目〜
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- デジタルサービス開発担当へ異動
- 金融系のアプリの認証基盤の更改案件で、初めてスクラム開発を経験。求められていることを的確に把握し、主体的に動くことの大切さを実感する。その後、金融系の案件で、受注後の要件定義開始に向けた準備に着手。具体的なプロセスを考えタスクに落とし込む作業を進めている。
学生時代の専攻と入社動機を教えてください。
大学では社会心理学を専攻しました。ゼミでは、ゲームを使った「ゲーミングシミュレーション」を研究。これはゲームを現実社会の縮図と見立て、そこでプレイしていくことで「人」の行動や思考、心理がどう動くかを検証していくというものでした。就活では当初、メーカーの営業職を希望していましたが、就活が進むにつれ「自分がやりたいこと」より「自分に合っていること」を重視したほうが良いと思うようになりました。
自分に合っていること――、それは知識を積み上げ、他者と協調して仕事に取り組める環境と思い、それにフィットする場としてIT業界を志望しました。その際、考えていたのは「自分の強みを活かして会社に貢献していきたい」ということです。そしてそれをまさに言語化していたのが当社でした。「当社は、それぞれの社員が得意技を持って活躍している」と聞き、「まさに、ここだ」と共感。この会社であれば、責任感の強さや、チームの一員としてメンバーとコミュニケーションを取っていくことができる協調性など、自分の強みを活かし、個性を大切にしながら働くことができると感じたことが入社の決め手になりました。

現在の仕事内容、印象深い取り組みを教えてください。
2021年4月からデジタルサービス開発担当となり、現在は、金融系アプリケーションの新規開発に携わっています。今のフェーズは、金融系アプリの案件獲得後の要件定義に向けた準備。お客様やカウンターパートと合意すべき点の明確化や要件定義のプロセス検討など、大枠を決める作業を実施しています。今までの案件は既に運用されているアプリに対する機能追加だったので、ある程度は開発工程の前例があり、それを踏襲すればよかったのですが、今回の金融系アプリは新規開発なので、その進め方、カウンターパートとのコミュニケーションの取り方、アーキテクチャなどについて、他の案件を参考にしつつ一から決めていく必要があります。そのような環境であるため、いま何が求められているのかを常にチェックし、その中にどのようなタスクがあるのか、どのように進めていくべきかを、ブレイクダウンすることが求められます。つまり自分でどう動くか考えていく必要があるということ。そこで私が心掛けたのは、チーム全体の役割とその中での個人の役割を把握し、それに基づきタスクを実施する意義を明確にすることでした。上長やメンバーと丁寧にコミュニケーションを重ねていくことで、現在はメンバー全員が同じ方向を向いて進めることができていると感じています。

自分らしさを発揮できた、やりがいを感じた取り組みは?
入社3年目、前の部署でシステムテストの際に試験進捗管理を任せていただきました。非常に重要な役割であり、試験進捗に不備があれば、最終的にリリースが遅延することも想定されます。実際、進捗が芳しくない事態に陥ったこともありました。その際、現場の試験者にその理由をヒアリングして原因を突き止め、チーム全体を巻き込んで対策を講じた結果、予定通り試験を完了することができました。「責任感の強さ」や「コミュニケーションスキル」などの自分らしさ、自分の強みを発揮できたと感じています。そうした強みを活かした環境で成果を上げることができ、評価していただけるということが、自分自身にとって目指していた社会人像でもありますし、一番やりがいを感じる瞬間でもあります。入社3年目という早い時期にそのような経験を積めたことは、これからの社会人人生の大きな糧になると思っています。今後も、任せていただく仕事を増やすことで、自分らしさを発揮し、確かなやりがいを手にしていきたいと考えています。また特定の役割でなく通常の業務においても、チームの中でコミュニケーションを重ねて相互理解を進めていくなど、自分らしく、仕事に取り組んでいます。

今後の目標と将来の夢を教えてください。
東京都新事業発掘プロジェクトに参加して感じたことですが、私たちはシステムやサービスなど、「作ることが目的になってしまってはいけない」ということです。ITはあくまで手段にすぎません。手段であるITを使って何が実現できるのか。それを追求していくことが大きなテーマとしてあります。そのテーマを模索するために必要なのは、「顧客視点を持ったSEになること」であり、それを実現するためのスキルが「デザイン思考」だと思っています。ですからそういったことも今後、継続的に学んでいきたいですね。
また、技術力とマネジメントスキルをバランスよく備えたSEを目指していきたいとも思っています。ITを使って何をするにしてもその前提として、高い技術力と優れたマネジメントスキルは必要不可欠。部下を率いるポジションとして自信をもってマネジメントを実践し、説得力のある話ができる確かな技術力を備えた人材に成長したいと思っています。現在は、とにかく経験の幅を広げたい。多くのことを経験し知識を吸収したい。だからどんな分野でも選り好みせずに挑戦していきたいと思っています。
プライベートでの
“自分らしい”瞬間

1日のスケジュール
- 9:00
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- 自宅にて勤務開始
- メールチェックを行うとともに、本日実施する作業を確認。
- 9:30
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- 朝会
- チームメンバーや上長と相談事項等について確認。
- 10:00
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- トレーニーの状況確認
- テレワークが続いているため、トレーニーとコミュニケーションを兼ねて業務について会話。トレーナー・先輩社員として、新入社員を手厚くサポート。
- 11:00
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- 資料レビュー
- チームメンバーから依頼されていた資料のレビューを実施。
- 12:00
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- 昼食
- テレワークのときは家でゆっくりランチ。出社するとチームメンバーと近くの飲食店に出かける。
- 13:00
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- チーム内勉強会
- 同じ部署のフロンティアのメンバーで、最新の技術動向や業務で使用する専門用語に関する勉強会を実施。
- 14:00
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- 資料作成
- チーム内で分担した資料の作成に着手。
- 16:00
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- リモートによるミーティング
- 要件定義の進め方、そのプロセスについて、お客様およびカウンターパートと打ち合わせ。
- 17:30
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- 業務終了
- 普段はテレビ鑑賞、勉強などゆっくりおうち時間を過ごすことが多い。体を動かすことは好きなのでたまにジムに行って運動する。